健康経営を始めたがなかなかうまくいかないと感じることはございませんか。経営者の想いと従業員が求めるものに乖離があったり温度感が少しでも違うとうまくいかないと感じることはあると思います。
本日は「健康経営がうまくいかない理由と効果的な対処法5選」をテーマに記事を作成しました。現役の健康経営エキスパートアドバイザーが簡潔にまとめています。最後までご覧ください!
目次
健康経営が注目される背景
少子高齢化が進む日本では、労働力人口の減少が大きな課題となっています。このような状況の中、企業が従業員の健康を守り、働きやすい環境を整えることが、持続可能な成長に直結すると考えられるようになりました。また、健康経営を推進することで企業イメージが向上し、優秀な人材の確保や生産性向上にもつながるという利点が明らかになっています。
それにもかかわらず、多くの企業が健康経営を効果的に推進できていないのが現状です。
健康経営がうまくいかない5つの理由
経営陣のコミットメント不足
健康経営は企業文化の一環として浸透させる必要があります。しかし、経営陣が本気で取り組む姿勢を示さないと、従業員にも響かず、形だけの取り組みに終わりがちです。
社内全体の理解と協力が得られない
従業員や部門間で温度差があると、取り組みが広がりません。健康経営の理念が共有されず、「自分ごと」として認識されない場合、参加率やモチベーションが低下します。
短期的な成果ばかりに注目しがち
健康経営は本質的に長期的な効果を見込むものです。しかし、短期的な成果を期待するあまり、すぐに目に見える結果が出ないと中断されるケースが少なくありません。
専門家や外部リソースを活用していない
健康経営に必要な知識や経験を社内だけでカバーしようとすると、ノウハウ不足で非効率になりがちです。専門家や外部機関を活用することで、より効果的なプログラムを設計できますが、それを行わない企業が多いです。
明確な目標と進捗管理が不足している
健康経営の取り組みを進める際、具体的な目標がないと、進捗状況や成果を測ることができません。このため、改善すべき点が見えにくくなり、結果的に効果が出にくくなります。
健康経営を成功させるための効果的な対処法5選
経営層が率先して健康経営の価値を示す
経営層が自らの健康管理を率先し、積極的に取り組む姿勢を見せることで、社内全体の意識が高まります。「トップダウン」の姿勢を明確にすることが、成功の鍵となります。
全従業員を巻き込んだ一体感のある取り組みを推進
健康経営は個々の従業員にとってのメリットを感じられるようにすることが重要です。コミュニケーションを活性化し、従業員参加型のイベントやキャンペーンを実施することで、組織全体の一体感を醸成します。
長期的なビジョンを設定し、進捗を定期的に確認する
最初から長期的な目標を掲げ、数カ月おきに進捗状況を確認します。中長期的な成果を見据えた戦略的なアプローチにより、モチベーションを保ちつつ、継続的な改善を行うことが可能です。
健康経営に特化した専門家のサポートを受ける
専門家のアドバイスを受けることで、最適なプログラムや施策を選択しやすくなります。外部リソースを活用して最新のトレンドやベストプラクティスを取り入れることが、成功への近道です。
成果をデータで見える化し、継続的な改善を行う
取り組みの成果を数値やグラフで可視化することで、成功事例を社内で共有できます。進捗状況をデータで把握し、柔軟にプログラムを修正していくことで、継続的な改善を実現できます。
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健康経営の成功事例
健康経営に成功している企業の事例をいくつか挙げると、たとえば以下のような成果が出ています:
- 離職率の大幅な低下:健康経営の取り組みを通じて、従業員のエンゲージメントが向上し、結果として離職率が下がった。
- 生産性の向上: 社内で健康プログラムを推進した結果、従業員が健康になり、パフォーマンスが向上した事例もあります。
- 企業イメージの向上: 健康経営が定着したことで、求職者からの注目度が上がり、優秀な人材が集まりやすくなる効果も報告されています。
まとめ
健康経営は、従業員一人ひとりの健康を守るだけでなく、企業の持続的な成長を支える重要な施策です。うまくいかない理由をしっかりと把握し、適切な対処法を講じることで、大きな成果を生むことができます。企業文化に健康経営を根付かせ、長期的に取り組む姿勢が、これからの時代の競争力を高める鍵となるでしょう。
【産業医について】
弊社はメディカルフィットネス事業と産業保健サービスを主軸にし、「健康と運動を通してたくさんの人を幸せにする」ための事業展開をしております。
厚生労働省認定のメディカルフィットネスで医学的な運動食事指導を、産業医、産業看護職、リハ職などが一つのチームとなり顧問先企業をサポートする、日本で唯一の産業保健サービスが行える企業でございます。
【代表紹介】 野呂 昇平

略歴
2013年 旭川医科大学医学部医学科卒業、医師免許取得。
脳神経外科学、救急医学をベースに大学での臨床研究や多くの手術症例を経験。
より多くの人を幸せにするため2021年2月、株式会社NoLaBoを設立。
- 2021年8月 エターナルフィット西町南 開業
- 2022年11月 エターナルフィット厚別 開業
- 2024年7月 エターナルフィット円山 開業
【各種資格】
- 救急科専門医
- 産業衛生専攻医
- 脳神経外科専門医
- 脳卒中専門医
- 脳血管内治療専門医
- 日本医師会認定健康スポーツ医
- 産業医
- 労働衛生コンサルタント
- 健康経営エキスパートアドバイザー
- 健康運動指導士
- 公認パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS/CPT)
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