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シフト勤務者への睡眠・生活リズムの指導方法

シフト勤務 アイキャッチ

シフト勤務は、睡眠の昼夜逆転や不規則な生活リズムが原因で、健康リスクが高まりやすい働き方です。特に、睡眠障害や生活習慣病のリスクが指摘されています。
本記事では、シフト勤務者に対する睡眠・生活リズムの適切な指導方法について解説し、健康的な働き方を支援するポイントを紹介します。ぜひ最後までご覧ください!

シフト勤務者が抱える睡眠・生活リズムの課題

シフト勤務は、日勤・夜勤・交代勤務など不規則な労働形態のため、睡眠の質が低下しやすい特徴があります。
特に、次のような問題が多くのシフト勤務者に共通しています。

シフト勤務者の主な健康リスク

睡眠障害(不眠・過眠)
概日リズム睡眠障害(体内時計の乱れ)
慢性的な疲労・集中力低下
生活習慣病(肥満・高血圧・糖尿病のリスク増加)
メンタルヘルスの問題(ストレス・うつ症状)

なぜシフト勤務だとこれらの問題が起こるのか?

体内時計の乱れ → シフトが変わるたびに睡眠時間が変動し、リズムが安定しない。
メラトニンの分泌低下 → 夜勤などで強い光を浴びることで、睡眠ホルモンが正常に分泌されない。
社会的な制約 → 家族や友人と生活リズムが異なり、ストレスを感じることが多い。

シフト勤務者に適した睡眠の基本知識と改善策

睡眠の質を向上させることが、シフト勤務者の健康維持に重要です。
以下のポイントを指導することで、少しでも良質な睡眠を確保できるようになります。

良質な睡眠のための基本ルール

短時間でも同じ時間に眠る習慣をつける
⇒ 可能な限り毎日一定の時間に眠ることで、体内時計を整える。

寝る前1時間はスマホやPCを控える
⇒ ブルーライトがメラトニン分泌を抑制するため、睡眠の質が低下する。

夜勤明けの睡眠はアイマスク・遮光カーテンを活用する
⇒ 昼間の明るい光を防ぎ、深い眠りを得る。

カフェインやアルコールを寝る前に摂らない
⇒ 眠気を妨げるため、就寝の3〜4時間前から控える。

仮眠を有効活用する
⇒ 夜勤中は20~30分の仮眠を取ることで、集中力を維持できる。

シフト勤務中の生活リズムを整える食事・運動習慣

睡眠だけでなく、食事や運動も生活リズムの安定に影響します。

シフト勤務者向けの食生活アドバイス

規則正しい食事時間を意識する(夜勤でも食事の時間を固定する)
高タンパク・低脂質の食事を心がける(エネルギーが持続しやすい)
夜勤明けの朝食は消化の良いものを選ぶ(胃腸の負担を減らす)
深夜の食事は軽めにする(消化不良や肥満を防ぐ)

適度な運動の習慣をつける

夜勤前に軽いストレッチやウォーキングをする → 血流を促し、集中力アップ
寝る前のストレッチやヨガでリラックス → 質の高い睡眠を促進

企業・管理者が行うべきシフト勤務者への健康指導

シフト勤務者が健康を維持するには、企業や管理者のサポートが重要です。

健康指導の具体策

適切な勤務スケジュールを組む
⇒ 夜勤が連続しすぎないようにし、休息を確保する。

健康相談の場を設ける
⇒ 定期的に睡眠やストレスに関する相談を行う。

職場環境の改善
⇒ 休憩室にリラックスできるスペースを設ける。

栄養指導・健康セミナーの実施
⇒ 食生活や運動習慣の重要性を学べる機会を作る。

まとめ:シフト勤務者の健康を守るために重要なこと

シフト勤務者は、睡眠不足や生活リズムの乱れによる健康リスクを抱えやすいため、適切な指導とサポートが必要です。
睡眠の質を高める工夫をする
食事と運動のバランスを整える
企業側も健康管理をサポートする体制を作る

これらの対策を講じることで、シフト勤務者の健康とパフォーマンスを維持し、長く働ける環境づくりが可能になります。

シフト制についてさらに詳しく知りたい方は厚生労働省ホームページの、いわゆる「シフト制」について、を参考にしてください

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22954.html

【産業医について】

弊社はメディカルフィットネス事業と産業保健サービスを主軸にし、「健康と運動を通してたくさんの人を幸せにする」ための事業展開をしております。
厚生労働省認定のメディカルフィットネスで医学的な運動食事指導を、産業医、産業看護職、リハ職などが一つのチームとなり顧問先企業をサポートする、日本で唯一の産業保健サービスが行える企業でございます。

【代表紹介】 野呂 昇平

野呂 昇平

略歴
2013年 旭川医科大学医学部医学科卒業、医師免許取得。
脳神経外科学、救急医学をベースに大学での臨床研究や多くの手術症例を経験。
より多くの人を幸せにするため2021年2月、株式会社NoLaBoを設立。

【各種資格】

  • 救急科専門医
  • 産業衛生専攻医
  • 脳神経外科専門医
  • 脳卒中専門医
  • 脳血管内治療専門医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 産業医
  • 労働衛生コンサルタント
  • 健康経営エキスパートアドバイザー
  • 健康運動指導士
  • 公認パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS/CPT)

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