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メンタル不調を防ぐために職場で今すぐできる5つの行動【セルフケア】

「最近体調が悪く休んでいる社員が多い」

「適応障害の診断書をもらってきたが、どのように対応したらよいかわからない」

「休職中の社員が来月から復職するが、本当に大丈夫なんだろうか」

現代の職場では、ストレスやプレッシャーが避けられないものになっています。その結果、メンタル不調を抱える人が増え、仕事のパフォーマンス低下や休職・離職につながることも少なくありません。しかし、日々の働き方や習慣を少し変えるだけで、心の健康を守ることができます。

本日は「メンタル不調を防ぐために職場で今すぐできる5つの行動」をテーマに記事を作成しました。メンタルヘルスの不調を訴えた場合、4つのメンタルヘルスケアがありますが、今回は「セルフケア」を中心とした話となります。今日からでも実践できる内容なので最後までご覧ください!


 定期的に休憩をとる(マイクロブレイクの活用)

なぜ休憩が重要なのか?

仕事中に長時間集中し続けると、心身ともに疲労が蓄積し、ストレスが増加します。特に日本の職場では「長時間労働=美徳」とされる文化が根強く、休憩を取ることに罪悪感を抱く人も少なくありません。しかし、適切な休憩を取ることは、集中力の維持やストレス軽減につながります。

マイクロブレイクとは?

最近の研究では、「マイクロブレイク(短時間の休憩)」が効果的であることが明らかになっています。マイクロブレイクとは、1〜5分程度の短い休憩を頻繁に取ることを指します。例えば、以下のような方法で実践できます。

  • 1時間に1回、席を立ってストレッチをする
  • コーヒーやお茶を飲む時間を意識的に作る
  • 目を閉じて深呼吸を3回行う

これらの短い休憩を挟むことで、脳をリフレッシュさせ、仕事のパフォーマンスを向上させることができます。


 「助けを求める力」を身につける

1人で抱え込むことの危険性

仕事の悩みや負担を1人で抱え込むことは、メンタル不調の大きな原因となります。「自分が頑張らなければ」と思いすぎると、次第にストレスが蓄積し、最終的には burnout(燃え尽き症候群)に陥るリスクが高まります。

相談することは「甘え」ではない

多くの人が「助けを求めること=弱さ」と考えがちですが、それは大きな誤解です。むしろ、適切なタイミングで周囲に助けを求めることは、仕事の生産性を高め、メンタル不調を防ぐために不可欠です。

助けを求める方法

  • 上司や同僚に仕事の優先順位を相談する
  • メンタルヘルスの相談窓口(社内カウンセリングなど)を活用する
  • 「手伝ってほしい」と素直に伝える習慣をつける

こうした行動をとることで、仕事の負担を軽減し、精神的な余裕を持つことができるようになります。


 「職場の人間関係」を整える

人間関係のストレスがメンタルに及ぼす影響

職場の人間関係は、メンタルヘルスに大きく影響します。上司との関係が悪い、同僚とのコミュニケーションがうまくいかないといった問題は、強いストレスの原因となります。

職場の人間関係を良好に保つためのポイント

  • 挨拶を欠かさない(シンプルだが効果的)
  • 感謝の言葉を意識して使う(「ありがとう」が関係をスムーズにする)
  • ネガティブな会話を減らす(愚痴が増えると職場の雰囲気が悪化)
  • 適度な距離感を保つ(無理に仲良くする必要はない)

人間関係のストレスを軽減することで、心に余裕が生まれ、仕事へのモチベーションも高まります。


 ワークライフバランスを意識する

仕事とプライベートの切り替えが重要

仕事が忙しくなると、ついプライベートの時間を犠牲にしてしまいがちです。しかし、長時間労働や休日出勤が続くと、心身ともに疲れ果て、メンタル不調を引き起こすリスクが高まります。

ワークライフバランスを整える方法

  • 仕事が終わったらすぐにPCを閉じる(ダラダラ残業を避ける)
  • 仕事のメールを休日にチェックしない(完全にオフの時間を作る)
  • 趣味や運動の時間を意識的に確保する(リフレッシュが大切)

仕事とプライベートのバランスを取ることで、ストレスを軽減し、メンタル不調を防ぐことができます。


 自分自身の心と体の状態を把握する

セルフチェックの習慣をつける

日々の忙しさの中で、自分の心の状態に気づかないこともあります。しかし、メンタル不調は突然発生するのではなく、少しずつ蓄積していくものです。そのため、定期的に自分自身の状態をチェックすることが大切です。

簡単にできるセルフチェック項目

  • 最近、疲れやすくなっていないか?
  • 眠れない日が続いていないか?
  • 仕事のことを考えると憂うつな気持ちになるか?
  • 食欲が落ちていないか?

これらのサインに気づいたら、早めに対処することが重要です。場合によっては、専門家に相談することも検討しましょう。


 まとめ

メンタル不調を防ぐためには、日々の働き方や習慣を少しずつ改善していくことが大切です。本記事で紹介した5つの行動を振り返ってみましょう。

  1. 定期的に休憩をとる(マイクロブレイクを活用)
  2. 「助けを求める力」を身につける
  3. 「職場の人間関係」を整える
  4. ワークライフバランスを意識する
  5. 自分自身の心と体の状態を把握する

これらを意識的に取り入れることで、ストレスを軽減し、心身の健康を守ることができます。職場でのパフォーマンスを高めるためにも、まずはできることから実践してみてください。

【産業医について】

弊社はメディカルフィットネス事業と産業保健サービスを主軸にし、「健康と運動を通してたくさんの人を幸せにする」ための事業展開をしております。
厚生労働省認定のメディカルフィットネスで医学的な運動食事指導を、産業医、産業看護職、リハ職などが一つのチームとなり顧問先企業をサポートする、日本で唯一の産業保健サービスが行える企業でございます。

【代表紹介】 野呂 昇平

野呂 昇平

略歴
2013年 旭川医科大学医学部医学科卒業、医師免許取得。
脳神経外科学、救急医学をベースに大学での臨床研究や多くの手術症例を経験。
より多くの人を幸せにするため2021年2月、株式会社NoLaBoを設立。

【各種資格】

  • 救急科専門医
  • 産業衛生専攻医
  • 脳神経外科専門医
  • 脳卒中専門医
  • 脳血管内治療専門医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 産業医
  • 労働衛生コンサルタント
  • 健康経営エキスパートアドバイザー
  • 健康運動指導士
  • 公認パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS/CPT)

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