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デスクワーク中心の職場で確実に運動不足を防ぐ方法

― 産業医の視点で解説する「続く・無理しない・成果が出る」対策 ―

はじめに

近年、多くの企業でテレワークやIT化が進み、業務の大半をデスクワークで行う職場が増えています。一方で、「一日ほとんど座りっぱなし」「運動する時間がない」といった声も多く、慢性的な運動不足が新たな健康課題として顕在化しています。

運動不足は、肥満や生活習慣病だけでなく、肩こり・腰痛、メンタルヘルス不調、生産性低下とも密接に関係しています。本記事では、産業医の視点から、デスクワーク中心の職場でも“確実に”運動不足を防ぐ方法を、個人と職場の両面から解説します。

デスクワークがもたらす運動不足のリスク

座位時間が長くなることで、以下のようなリスクが高まります。

  • 血流低下による肩こり・腰痛・頭痛
  • 筋力低下・基礎代謝の低下
  • 肥満、糖尿病、高血圧など生活習慣病のリスク上昇
  • 自律神経の乱れによる睡眠障害・メンタル不調
  • 集中力低下・業務効率の悪化

特に問題なのは、「運動していない自覚がないまま、体調不良が進行する」点です。健康診断で異常値が出て初めて気づくケースも少なくありません。

運動不足を防ぐ鍵は「日常に組み込む」こと

忙しいビジネスパーソンにとって、「仕事終わりにジムへ行く」「毎日30分の運動をする」という方法は、継続が難しいのが現実です。

産業医として多くの職場を見てきた中で重要だと感じるのは、
特別な運動ではなく、“仕事の合間に自然と体を動かす仕組み”を作ることです。

個人で今日から実践できる運動不足対策

1. 1時間に1回は必ず立ち上がる

長時間の連続座位を避けることが最優先です。

  • コピーを取りに行く
  • トイレに立つ
  • 立ったまま電話をする

これだけでも血流は大きく改善します。

2. 椅子に座ったままの簡単エクササイズ

業務中でも周囲に気づかれず行えます。

  • 足首の曲げ伸ばし
  • 太ももに力を入れて5秒キープ
  • 肩甲骨を寄せる動き

1回30秒でも、積み重ねが重要です。

3. 通勤・移動時間を「運動時間」に変える

  • エスカレーターではなく階段を使う
  • 一駅分歩く
  • 昼休みに5〜10分の散歩をする

「わざわざ運動する」のではなく、「移動を運動に変える」発想がポイントです。

職場全体で取り組む運動不足対策

1. 立ち会議・スタンディングデスクの導入

短時間の会議は立ったまま行うことで、

  • 座位時間の削減
  • 会議の効率化
  • 集中力向上

といった効果が期待できます。

2. 朝礼・昼礼での簡単体操

全員で同じ動きをすることで、

  • 運動の習慣化
  • 職場の一体感向上
  • メンタルヘルス対策

にもつながります。内容はラジオ体操やストレッチ程度で十分です。

3. 産業医・産業保健スタッフによる継続支援

運動不足対策は「一時的な施策」では効果が続きません。

  • 健康診断結果を踏まえた個別アドバイス
  • 運動習慣に関する社内セミナー
  • 管理職向けの健康マネジメント支援

こうした専門職の関与が、継続と成果を左右します。

健康経営の視点で見た運動不足対策の重要性

運動不足対策は福利厚生ではなく、経営戦略の一部です。

  • プレゼンティーズム(出勤しているが生産性が低い状態)の改善
  • 休職・離職リスクの低減
  • 企業イメージ・採用力の向上

これらはすべて、日常的な身体活動の積み重ねによって支えられます。

まとめ

デスクワーク中心の職場でも、運動不足は確実に防ぐことが可能です。
重要なのは、

  • 無理な運動を求めない
  • 日常業務に自然に組み込む
  • 個人任せにせず、職場全体で支援する

という視点です。

株式会社NoLaBoでは、産業医・保健師が連携し、職場の実情に合わせた実践的な運動不足対策を支援しています。
「従業員の健康が気になる」「健康経営を本格化したい」とお考えの企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

株式会社NoLaBoが提供する産業保健サービス

弊社はメディカルフィットネス事業と産業保健サービスを主軸にし、「健康と運動を通してたくさんの人を幸せにする」ための事業展開をしております。
厚生労働省認定のメディカルフィットネスで医学的な運動食事指導を、産業医、産業看護職、リハ職などが一つのチームとなり顧問先企業をサポートする、日本で唯一の産業保健サービスが行える企業でございます。

【代表紹介】 野呂 昇平
野呂 昇平

略歴
2013年 旭川医科大学医学部医学科卒業、医師免許取得。
脳神経外科学、救急医学をベースに大学での臨床研究や多くの手術症例を経験。
より多くの人を幸せにするため2021年2月、株式会社NoLaBoを設立。

  • 救急科専門医
  • 産業衛生専攻医
  • 脳神経外科専門医
  • 脳卒中専門医
  • 脳血管内治療専門医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 産業医
  • 労働衛生コンサルタント
  • 健康経営エキスパートアドバイザー
  • 健康運動指導士
  • 公認パーソナルトレーナー(NSCA-CSCS/CPT)

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