「健康経営をやってみたいけど、お金をかけたくない」
「最初のうちはあまり予算をかけれないけど、効果があれば色々やってみたい」
健康経営について少し学んだことのある方は「やってみたい！」と言っていただけますが、多くの方は「お金をかけないでやりたい！」と考えています。
本日は「コストをかけずに健康経営を実現する5つの具体策」をテーマに記事を作成しました。最後までご覧ください！
目次
健康経営とは？コストをかけないメリットと課題
▶ 健康経営の重要性とは？
健康経営とは、従業員の健康を経営的な視点で捉え、企業の成長や生産性向上につなげる考え方です。健康な従業員が増えることで、生産性の向上・医療費の削減・離職率の低下など、企業にとって多くのメリットがあります。
▶ コストをかけない健康経営の利点
健康経営というと、フィットネスジムの導入や健康診断の充実など、コストがかかる施策を思い浮かべるかもしれません。しかし、費用をかけずにできる施策も数多くあります。
✅ コストをかけない健康経営のメリット
- 初期投資が不要
- 継続しやすい
- すぐに導入できる
▶ コストをかけない施策の課題と解決策
「費用をかけずに健康経営をするのは難しいのでは？」と考える人もいるでしょう。しかし、企業が創意工夫をすれば、予算ゼロでも効果的な施策を実施できます。本記事では、具体的な方法を5つ紹介します。
【具体策①】オフィス環境を改善し、働きやすさを向上させる
▶ 無料でできるオフィス環境の工夫
働きやすい環境を整えることは、健康経営の第一歩です。しかし、新しい設備を導入するにはコストがかかるため、既存の環境を工夫することで健康を促進しましょう。
✅ 今すぐできる改善策
- 座席のレイアウトを見直す（換気しやすい配置、動線の確保）
- 照明や自然光を活用し、目の疲れを軽減
- デスクや椅子の高さを調整し、姿勢を改善
- 観葉植物を置き、リラックスできる空間を作る
▶ 立ち仕事を促進する取り組み
座りっぱなしの作業は健康リスクを高めます。無料でできる対策として、**「スタンディング会議」**を導入するのもおすすめです。立ったまま会議を行うことで、集中力が向上し、時間の短縮にもつながるというメリットがあります。
【具体策②】運動習慣を促す仕組みを取り入れる
▶ お金をかけずにできる運動促進策
運動は健康経営に欠かせませんが、ジムの設置やスポーツイベントの開催にはコストがかかります。 そこで、費用をかけずに運動習慣を根付かせる方法を紹介します。
✅ 手軽にできる運動促進の工夫
・階段利用を推奨
（エレベーターではなく階段を使う）
・通勤時に一駅分歩く習慣を奨励
・ランチ後のウォーキングタイムを設ける
・社内で簡単なストレッチを取り入れる
▶ 社内で「健康チャレンジ」を開催する
無料で実施できる方法として、「歩数チャレンジ」や「ストレッチ週間」などを設定し、従業員の健康意識を高めるのも効果的です。
【具体策③】健康的な食習慣をサポートする工夫
▶ 食生活改善のための簡単な取り組み
食事の内容が健康に直結することは周知の事実ですが、社食の導入や食事補助の提供には費用がかかります。そこで、無料でできる「健康的な食生活」のサポートを考えましょう。
✅ 取り入れたい健康習慣
健康情報をポスターやメールで配信
社員向けに「健康レシピ」を共有
お菓子やジュースの代わりにナッツや水を置く
【具体策④】ストレスマネジメントを強化しメンタルヘルスを守る
▶ ストレスチェックの実施（無料ツールを活用）
メンタルヘルスの問題は、生産性低下や離職の原因になります。厚生労働省が提供する「ストレスチェック制度」を活用し、無料で従業員のメンタルヘルスを確認しましょう。
✅ 簡単にできるストレス軽減策
雑談スペースを設け、社員同士の交流を促進
1日5分のリフレッシュタイムを設定
定期的に感謝の言葉を伝える文化をつくる
【具体策⑤】無料で活用できる公的制度・支援をフル活用する
▶ 健康経営を支援する公的サービス
日本には企業向けに無料で利用できる健康経営サポート制度が充実しています。
✅ 利用できる主な公的支援
・地方自治体の健康プログラム
・健康経営優良法人認定制度（経済産業省）
・健康保険組合の特典（健康診断補助など）
これらの制度を活用することで、コストをかけずに健康経営を推進できます。
札幌市の場合、「札幌地域産業保健センター」を利用することで無料のサービスを受けることができます
札幌地域産業保健センターについて
は、札幌市内の従業員50人未満の小規模事業場やその労働者を対象に、産業保健に関する各種サービスを無料で提供する機関です。これらのサービスは、労働者の健康維持と職場環境の改善を目的としています。参考サイト：sapporo-sanpo.com+1med.or.jp+1
サービス内容
- 健康相談: 労働者や事業者からの健康に関する相談を受け付け、専門家が適切なアドバイスを提供します。
- 個別訪問: 必要に応じて、専門スタッフが事業場を訪問し、健康管理や職場環境の改善に関する指導を行います。
- 長時間労働者への対応: 長時間労働が健康に及ぼす影響を考慮し、該当する労働者への面接指導や助言を実施します。
- 高ストレス者・メンタルヘルスケア: ストレスチェックの結果などを基に、高ストレス者への対応やメンタルヘルスに関する相談を行います。
無料で利用できる内容
上記のすべてのサービスは、従業員50人未満の事業場およびその労働者に対して無料で提供されています。
メリット
- 費用負担の軽減: 小規模事業場では、産業医の選任が義務付けられていない場合が多く、専門的な健康管理サービスを無料で利用できることは大きなメリットです。
- 専門的なサポート: 医師や保健師などの専門家から直接アドバイスを受けられるため、労働者の健康維持や職場環境の改善に役立ちます。
- 法令遵守の支援: 労働安全衛生法に基づく必要な対応や手続きについての指導を受けることで、法令遵守を確実に行えます。
デメリット
- 利用回数の制限: 地域産業保健センターのサービスは、事業場ごとに通算で2回までの利用制限が設けられています。
- 対応範囲の限界: 提供されるサービスは相談や指導が中心であり、具体的な医療行為や治療は行われません。
- 予約や日程調整の必要性: 専門家との相談や訪問指導を受ける際には、事前の予約や日程調整が必要となる場合があります。
札幌地域産業保健センターは、小規模事業場やその労働者にとって、産業保健に関する無料の専門的サポートを受けられる貴重な存在です。ただし、利用回数の制限やサービス内容の範囲が限定されるため、
・継続的に産業医によるサービスを受けたい
・信頼できる産業医や保健師に一任したい
・産業保健や健康経営について相談できる顧問が欲しい
など、法令順守だけではなくしっかり企業の健康管理を考えたい場合は、
株式会社NoLaBo 札幌産業保健サービスまでお問合せください。
まとめ：健康経営の実践で企業の生産性を向上させよう！
健康経営は、必ずしもコストをかける必要はありません。 本記事で紹介した5つの具体策を実践することで、低コストでも従業員の健康を守り、企業の生産性向上につなげることができます。
🔽 すぐに実践できるポイント
✔ オフィス環境を工夫する
✔ 運動習慣を取り入れる
✔ 食生活をサポートする
✔ メンタルヘルス対策を強化する
✔ 無料の公的支援を活用する
コストをかけずに、持続可能な健康経営を実現しましょう！
