CASE導入事例

医師と理学療法士の連携で社員の痛みが改善!
社内の健康意識が変わった産業保健サービスとは

医師と理学療法士の連携で社員の痛みが改善! 社内の健康意識が変わった産業保健サービスとは
会社名
株式会社 ホームショッピング様
従業員数
約66名
業種
通信販売業
導入している産業保健サービス内容
  • 産業保健に関する電話対応
  • 1ヶ月に1回の健康運動教室
  • 健康診断への産業医コメント
  • 職場巡回サービス(2ヶ月に1回)
  • インフルエンザワクチン集団接種
  • 従業員面談
  • 保健師の定期訪問
会社紹介
北海道札幌市にあるインターネット通販会社です。仕入から販売、商品ページ作成や受注・梱包・発送〜運営をしています。2024年には【 健康経営優良法人2024 】に認定され、従業員の健康を守るために様々な取り組みもされている企業です。

01.産業保健サービス導入のきっかけ

弊社では、札幌産業医へ依頼する以前に、他の産業保健サービスを利用していました。
2020年、新型コロナウイルスが流行し始め、ワクチンが打てないと騒がれていた最中でした。従業員の中には「ワクチンを接種しないと出社が怖い」という声があったので、会社として何かできることはないか模索した結果、産業保健サービスを導入するに至りました。
2023年。3年ほど経過し、コロナも落ち着き、ちょうど私が衛生管理者の資格を勉強していた頃、産業保健サービスはもっと様々なサービスを受けられることを知りました。

正直な話、これまで利用していたサービスの内容は、ワクチン接種に限られており、社員の健康診断もハンコが押されているだけでした。
「本当に従業員の健康を考えるのであれば、より質の高いサービスを受ける必要がある」と強く感じ、改めて産業医を探し始め、2023年に出会いました。
全国や近所の産業医を探し、なかなか弊社の条件に合うところが見つからなかったのですが、産業医師の話しを聞き、弊社の条件に合うサービスや価格を提案してくれることが決め手です。

02.産業医サービスで会社が変わったこと

社員が安心して働ける環境を提供できた

産業医師や保健師の方に社内を巡視していただいていますが、社員に声をかけ、個別面談を通して、健康に関するアドバイスをしていただける存在がいることが、社員の間に安心感が生まれていると感じています。

理学療法士の指導で社員の健康改善した

運動教室では、理学療法士2名の方に直接指導をいただいています。
弊社の業務はオフィス業務と倉庫作業に分かれていますが、それぞれの仕事環境によって健康の悩みも異なります。
例えば、オフィススタッフはパソコンと向き合う時間が長いため、肩こりなどの問題を抱える方が多く、倉庫スタッフは重い荷物を持つ作業が多いため、腰痛や関節痛に悩まされる方が目立ちます。
運動教室では、それぞれの身体の状態を理学療法士が評価し、似たような症状を持つグループに分けて、適切な運動指導を行っていただいてます。
現在、スタッフの半分以上が運動教室に参加しており、「痛み止めを飲みながら仕事をしていたが、痛みがなくなった」「肩こりが解消された」といった、目に見える効果を実感する社員が増えています。
さらに、運動教室で教わったことを日々の業務中に実践する社員も増え、スタッフ一人ひとりの健康意識が大きく変化していることを感じています。
中には、手首の痛みに悩んでいた社員が直接治療を受けたケースもありました。医学に精通した理学療法士が教えてくれるからこそ、専門的なケアを提供し改善のスピードがはやいと感じます。

専門家の助言が社員の健康意識を高める環境ができた

社員同士の会話の中には、「家族全員普通体型だけど高コレステなんだよね。遺伝的な体質だから改善は無理だな」と、自分の体型や体質を遺伝のせいだと決めつけ、なかなか健康に意識が向かない人もいました。
そのことを産業医師に相談したところ、「そういう人は、実際には見た目より体重が重いことが多いんです。たとえ遺伝的な体質があっても、体重を少し減らすだけで数値が大幅に改善するケースが多いですよ」との回答をいただきました。
医学的な知識に基づいた根拠ある説明は、これまでの健康に対する考え方を変えるきっかけになると感じました。

会社として「運動をしなさい」「痩せましょう」と指示することは難しく、仮に指示を出したとしても、不満が生じたり実際の行動に結びつかなかったりするのは明らかです。
だからこそ、専門家からの助言が重要であり、それにより社員が自ら健康に意識を向けられるようになると感じています。
また、これまでに社員の健康啓蒙活動として、賞金付きのウォーキングイベントなどを独自に開催してきました。しかし、この取り組みでは、会社と自宅の距離が遠い社員が有利になる仕組みとなり、全社員の健康を願って実施したにもかかわらず、逆に「不公平だ」という声が上がる結果となってしまいました。
もっと効果的な方法を模索する中で、今回の健康運動教室を導入しました。この取り組みによって、社員の日常の健康意識を高め、改善につなげることができました。特に、臨床経験が豊富な理学療法士による直接指導が受けられる点は、専門的かつ実践的な助言を得られる貴重な機会となっています。
弊社は社員の約8割が車通勤をしており、運動の機会が限られる環境です。このような状況下で、運動教室を通じて新たな運動機会を創出できたことは、大きな一歩だと感じています。

03.札幌産業医師について

産業医師は、産業保健に関する豊富な知識を持ち、弊社の課題に適した提案をしてくださいます。
例えば、社員の健康診断について、協会けんぽからの事業所カルテでは概ね問題なしと判断されることが多いのですが、医師からは「社員の運動機会が足りない」との指摘をいただきました。他の要素は問題ないのに運動だけの評価が低かったのです。
この評価を受け、社員向けの運動教室の実施を提案していただきました。
さらに、弊社の予算に配慮し、助成金の活用も提案してくださったため、課題解決に向けた具体的で実現可能なプランを提示していただいています。札幌産業医師のように、「提案力があり」弊社の多様な課題を複合的に捉え、効果的な解決策を示してくださる存在は、従業員の健康を支える上で非常に心強いパートナーだと感じています。

04.今後の展望

社員が自分自身の健康をケアする方法を、さらに広く普及させていきたいと考えています。
理学療法士や医師の方から直接指導を受けることで、社員の行動が目に見えて変わることを、この1年を通じて実感しました。痛みを抱えたまま仕事をするよりも、改善策を知り、それを実践して仕事に取り組む方が、仕事へのモチベーションや生産性に大きな変化をもたらします。
だからこそ、今後は社員一人ひとりが自ら健康を意識し、行動に移せるような環境を構築することを一緒に実現していきたいと思っております。

産業医からのコメント

ホームショッピング様は顧問先の中でも健康経営に積極的に取り組んでいる企業であり、弊社としてもより良いサービスを提供するために様々な提案をさせて頂いております。特にエイジフレンドリー補助金を用いた運動教室は、一定の条件を満たすことで理学療法士や健康運動指導士といった運動のエキスパートによるサービスを、¾の補助金を受けて体験できます。今後も50人以上の従業員を抱える企業が守らなければならない法令順守はもちろんのこと、より戦略的な健康経営を提供できるように努力させていただきます。
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  • 会社紹介

    北海道札幌市にある税理士事務所。税務、会計、監査、経営コンサルまで一貫したサービスを提供しています。税理士法人マッチポイントと税理士法人フューチャークリエイトが2023年10月に統合し、従業員数が80名以上まで拡大しました。

  • 会社紹介

    北海道小樽市に拠点を置く、上下水道施設の維持管理業者です。公共インフラである下水処理場や浄水場、それらに関連するポンプ場施設の運転管理や保守点検を行い、ライフラインとしての上下水道をいかなる災害時でも確実に機能させることを使命としている会社です。